手汗は、暑い季節や緊張した時にかくものと思われがちですが、実は一年中悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
手汗は、自分の気持ちや体調に影響するだけでなく、ファッションにも制限を与えてしまいます。
例えば、手汗で指輪が滑りやすくなったり、手袋やバッグが汚れたり、ネイルが剥がれたり…といったトラブルが起こります。
そこで、今回は手汗がファッションに与える影響と、それを防止するための対処法を紹介します。
手汗の原因とメカニズム
手汗の原因は、主に交感神経の過剰な働きによるものです。
交感神経は、緊張やストレスなどで刺激されると、身体の各器官の働きを促進します。
その中には、汗腺も含まれています。
手のひらには、汗腺が他の部位よりも多く存在するため、交感神経が活発になると、手汗が出やすくなります。
また、手汗は、ホルモンバランスの乱れや病気などによっても引き起こされる場合があります。
手汗がひどい場合は、医師に相談することをおすすめします。
手汗がファッションに与える影響
手汗は、ファッションにも様々な影響を与えます。
以下に、代表的なものを挙げます。
アクセサリーの滑りやすさ
手汗で指輪やブレスレットが滑りやすくなり、落としてしまったり、ずれてしまったりすることがあります。
また、金属製のアクセサリーは、手汗で錆びやすくなり、肌に色が付いたり、かぶれたりすることもあります。
手袋やバッグの汚れや臭い
手汗で手袋やバッグが湿ってしまい、汚れや臭いの原因になります。
特に、革製や布製のものは、手汗でシミになったり、カビが生えたりすることがあります。
ネイルの剥がれや変色
手汗でネイルが剥がれやすくなったり、色が変わったりすることがあります。
特に、ジェルネイルやマニキュアは、手汗で溶けたり、浮いたりすることがあります。
手汗を防止する対処法
手汗を防止するためには、以下のような対処法があります。
食生活の改善
手汗の原因の一つであるホルモンバランスや自律神経の乱れを整えるために、食生活の改善が重要です。
特に、辛いものやカフェイン、ニコチンなどは、交感神経を刺激して手汗をかきやすくするので、控えましょう。
逆に、植物性エストロゲンや大豆イソフラボンなどは、女性ホルモンのバランスを整える効果があるので、積極的に摂りましょう。
睡眠時間の確保
睡眠不足は、ストレスや疲労の原因になり、交感神経を過剰に働かせてしまいます。
その結果、手汗が出やすくなります。
睡眠は、自律神経のバランスを整えるためにも必要なので、毎日6時間以上は確保しましょう²。
制汗剤の使用
手汗を抑えるためには、制汗剤を使用するのも有効です。
市販の制汗スプレーやロールオン、パウダーなどを手のひらに塗ることで、汗の分泌を抑えることができます。
ただし、あまり多く使用すると、かえって皮膚が刺激されて手汗が出やすくなることもあるので、適量を心がけましょう。
ミョウバン水スプレーの作り方
ミョウバンは、天然の制汗剤として知られています。
ミョウバン水をスプレーボトルに入れて、手のひらに吹きかけることで、手汗を抑えることができます。
ミョウバン水の作り方は、以下の通りです。
- ミョウバンを水に溶かす。水1リットルに対して、ミョウバン10グラムが目安です。
- スプレーボトルに入れる。清潔なスプレーボトルにミョウバン水を入れます。
- 手のひらに吹きかける。手のひらにミョウバン水を吹きかけて、しばらく放置します。その後、水で洗い流します。
お風呂でリラックス
お風呂に入ることで、身体を温めて血行を促進し、リラックス効果も得られます。
これにより、自律神経のバランスを整えて、手汗を防止することができます。
お風呂に入る際には、ハーブやアロマオイルなどを入れると、さらにリラックス効果が高まります²。
半側発汗で止める
半側発汗とは、片方の手だけを熱い水に浸すことで、反対側の手の汗を止めるという方法です。
これは、自律神経の反射作用によって起こる現象で、片方の手が熱くなると、反対側の手は冷えて汗が出にくくなるというものです。
半側発汗のやり方は、以下の通りです。
- 熱い水を用意する。
40度以上の熱い水に浸す。
片方の手だけを熱い水に浸します。水に浸す時間は、約5分が目安です。 - 反対側の手の汗を確認する。
熱い水に浸した手を取り出した後、反対側の手の汗の量を確認します。
多くの場合、反対側の手の汗は減っているはずです。
手汗に負けないファッションのコツ
手汗を防止する対処法を実践しても、完全に手汗がなくなるということはありません。
そこで、手汗に負けないファッションのコツを紹介します。
素材や色に気を付ける
手汗で汚れやすい素材や色は、避けるようにしましょう。
特に、革製や布製のものは、手汗でシミになりやすいので、注意が必要です。
また、白や淡色のものは、手汗で黄ばみやすいので、暗色のものを選ぶと良いでしょう。
アクセサリーは小さめにする
手汗で滑りやすいアクセサリーは、小さめにすると落としにくくなります。
また、金属製のものは、ステンレスやチタンなどの錆びにくい素材を選ぶと良いでしょう。
ネイルはトップコートを塗る
手汗でネイルが剥がれやすい場合は、トップコートを塗ると効果的です。
トップコートは、ネイルの表面を保護して、手汗の影響を軽減します。
また、ネイルの色は、手汗で変色しにくいものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
手汗は、ファッションにも様々な影響を与えます。
しかし、手汗の原因やメカニズムを理解し、対処法やコツを実践すれば、手汗に負けないファッションを楽しむことができます。
手汗に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。